L-550X LUXMAN プリメインアンプ ABクラス動作 整備済み動作品

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　1983年にLUXMANが販売したA級動作プリメインアンプです。終段をトリプルPPとしており、出力は50W+50W(8Ω）です。
　A級動作は、常に最大出力の半分の電流を流すため、無音時でも50Wの電力を消費することになり、発熱がばかになりません。出品機はアイドル電流を調整し、発熱を抑えてありますので使いやすくなっています。各トランジスタ40mA（3パラで120mA)のアイドリングを設定しています。音質についてはいろいろな意見があると思いますが、オシロスコープの波形を見る限り、スイッチング歪みはありません。改造ではありませんので、いつでもA級に調整し直すことが可能です。

　トーンコントロール部は高低音域ともに9つのターンオーバーの選択が可能です。さらに、リニアイコライザを搭載しており、周波数特性の傾きをシーソーのように調整することができ、リスニングルームの音場特性を補正することが可能です。

　フロントパネル下に、LINE入力とテープ入出力端子を備えているため、臨時の機材の接続に便利です。また、これらの端子が選択されていることを示すインジケータが装備されています。

　カートリッジはMC,MMそれぞれ3段階のインピーダンス切り替えがフロントパネルでできるため、様々なカートリッジを交換してレコード再生を楽しむことができます。レコード再生時に最短で信号を接続するフォノダイレクトSWも装備しています。

　多機能でスイッチと端子が多く、内部にはLEDが多用され、眺めても楽しめるマニア向けアンプです。 LINE、フォノとも良い音で再生します。VR,SW類にガリやノイズはありません。本体、キャビネットの分解掃除、接点のメンテナンスを実施し、全ての入出力端子について試験を行いました。

このシリーズのアンプは、Aクラスアンプを一度は使ってみたいと思い購入されるのですが、次第に発熱が気になり手放す方が多いのです。比較検討されている方は、ぜひこの一台を念頭において下さい。発熱を抑えてある分、部品も長持ちします。

外形寸法幅453x高さ174x奥行470mm
重量20.0kg

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